研究室紹介
研究の目的
SDGs(Sustainable Development Goals)を背景に,様々な工業製品の高効率化に対する機運が高まってきています.つまり,様々な製品の可動部に使用されている転がり軸受(ベアリング)には,更なる「低トルク&長寿命化」が求められてます.しかし,転がり軸受の理論的な最適設計指針が無いのが実状です.
そこで,本研究室では転がり軸受の潤滑メカニズムを明らかにする様々な理論式の導出に取り組みます.また,これら理論式の精度を検証するためには,可視化技術の高度化も必要となります.私たちは,転がり軸受の理論的な根拠に基づいた最適設計指針を見出し,持続可能な社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています.
研究室の特徴
本研究室は,転がり軸受メーカーである日本精工株式会社が2023年12月4日に東京工業大学すずかけ台キャンパスに設立した協働研究拠点です.桃園特任教授をはじめ,民間企業の若手研究者が5名以上駐在しています.学生の皆さんにとっては,相談相手(家庭教師?)が沢山いる環境になるので益々研究をエンジョイできると思います!(笑)また,企業における研究はどのような感じなのか,日々インターンシップに参加しているような感覚になるかもしれませんね!